BM美術の杜Vol.49


本書は季刊の美術雑誌で、本号は2019年春号として発刊された。その特集「今、注目の受賞アーティスト」のなかで、2019年「ミラノ・レオナルド500」開催記念 『レオナルド国際芸術大賞』の受賞者として和慶師が紹介されている。その解説文を見ると「……全身から放射される仏性(それは仏師の魂と一体)の厳かさは、石仏表現の伝統を一新する。(掲載写真の 『炎玉童合掌地蔵菩薩と八体雲中菩薩』は)アジアの現代仏教芸術に、今一度、原初の仏像彫刻の“仏心”を再生した偉大な傑作と言えるだろう」(評論はフランス芸術協会のクリスティーヌモノー氏)と高い評価を得ている。「ミラノ・レオナルド500」は、イタリア・ルネサンス期を代表する芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチの没後500年に当たる2019年に開催された企画で、日本人アーティストのなかから日伊の芸術・文化交流発展、向上の架け橋として、世界的にアートを通じて活躍・貢献し「現代における傑作」を生み出した彫刻家として、和慶師が選ばれた。

発行元: 美術の杜出版(株)
体裁: 変形A4判 308頁
掲載作品: 炎玉童合掌地蔵菩薩と八体雲中菩薩、童地蔵菩薩脆座像(大英博物館蔵)、聖観音菩薩画の一部(同)、鳩と扇(三ヶ根観音太山寺蔵)
発行: 2019年5月

 BM美術の杜Vol49.pdf レオナルド国際芸術大賞表彰状